3月1日より、妊婦健診時に子宮底長、腹囲の測定は行いませんのでお知らせします。
子宮底長は超音波検査で正確に測定ができます。腹囲は測定の有用性が一般には認めがたいという見解が日本産婦人科医会から出されています。当院では、念のため、継続して行っていましたが、つい最近の産婦人科診療ガイドラインの明示に従い、測定を省略することとしました。
子宮底長、腹囲の測定を行わないことで母胎の安全性の管理には影響しませんのでご安心ください。ご不明な点は、健診時にお尋ねください。
産婦人科診療ガイドライン-産科編2014
http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2014.pdf
CQ001 特にリスクのない単胎妊婦の定期健康診査の解説より(3頁)
定期健診では毎回、体重・子宮底長・血圧の測定、尿科学検査(糖、蛋白)、児心拍確認、浮腫の評価を行う。ただし、超音波検査を実施した場合、子宮底長測定は省略できる。腹囲測定の有用性に関しては不明なので省略可能である。