緑内障外来

緑内障外来 予約

緑内障外来は予約制です。待たずに診療を受けられます。電話で予約をお取りください。

お問い合わせ先TEL︓042-491-4141(月~金曜 9︓00~16︓00)※ 火曜日は除く

 

40歳を過ぎたら緑内障検診を受けましょう。
緑内障は、目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野が狭くなる病気です。視野の欠損はゆっくりと進行するため、自分では気づかない方が多いのが実状です。治療せずに放置しておくと失明の危険性があります。

日本眼科学会の発表では、40歳以上の日本人は20人に1人が緑内障と推定され、その内の9割の方は気づいていないと考えられています。

失明原因の第一位とされる緑内障ですが、早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができます。

緑内障外来で行う検査

1.眼圧検査
眼圧の検査方法は、眼に直接機械をあてて測定する方法(接触型)と眼に圧縮した空気を送って測定する方法(非接触型)があります。眼圧を下げることが緑内障治療の基本となりますので、重要な検査です。

 

2.眼底検査
眼底検査では、視神経の障害の度合いを調べます。緑内障があると、視神経乳頭の凹んでいる部分が広がってきます。周囲の網膜神経線維層の欠損の有無や視神経乳頭の出血の有無を確認します。

 

3.隅角検査
検査用のコンタクトレンズを入れて隅角の状態を検査します。病気の診断や特に眼圧が高くなっている原因の特定、病型の判断に必要な検査です。閉塞隅角緑内障と開放隅角緑内障の鑑別をしたり、急性の緑内障発作を起こしやすい眼かどうかを診断します。 検査では特殊なコンタクトレンズを眼に乗せるので、軽い圧迫感がありますが痛みはありません。

 

4.視野検査
視野の範囲を調べます。緑内障の進行具合を調べる大切な検査です。初期は中心部位から15から30度以内に視野の異常が出始めます。末期になるまで中心部の視野は保たれます。視野検査は以下の2種類があります。

 

① 自動視野計( ハンフリー視野計 ・ オクトパス視野計 ・ ヘッドマウント型自動視野計IMO )
異なる明るさ・大きさの光を提示して、光が見える最小の輝度からその位置の感度を決定する視野検査で、静的視野検査と呼ばれます。緑内障性変化のでやすい中心30度で検査をおこなうことが多いため、初期の緑内障の検出感度が高く、初期から中期の緑内障の経過観察に適しています。

 

② ゴールドマン視野計
指標を外から中心へ向かって動かし、見えた位置をつなげて視野を測定する検査で動的視野検査と呼ばれます。広範囲の視野測定にむいているのと、ハンフリー視野計で測定困難な視野の測定に使用します。

 

 

5.OCT検査(眼底三次元画像解析)
一般的な検査(眼圧検査、視野検査、眼底検査)に加え、光干渉断層計(OCT)を使用し、網膜の断層画像を撮影する検査です。網膜疾患、黄班疾患の観察はもちろん、緑内障による視神経病変を早期に発見することが可能です。

専用の台に顎を乗せ、機械内部の緑の光を見ていただく方法の検査です。所要時間は解析時間を入れて約10分程度です。痛みを伴う検査ではありません。

緑内障の種類

1.閉塞隅角緑内障
隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ、線維柱帯がふさがれて、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。急性型では、房水の排泄口が急にふさがって眼圧が急激に上がり、目が痛み、充血し、ものがかすんで見え、頭痛や吐き気を伴う急性の発作が起こります。発作の場合はただちに治療をする必要があります。

2.開放隅角緑内障
隅角は正常ですが、強膜静脈洞へのフィルターである線維柱帯が目づまりを起こして循環が悪くなり、眼圧が上がるタイプの緑内障です。
高い眼圧が長年にわたって続き、初期はまったく自覚症状がありません。病気が進行してはじめて、視野の部分的欠損などの症状に気づきます。健康診断などで早期発見し、視野の欠損に気づく前に治療を始めることが重要になります。眼圧が正常範囲であっても視神経の減少が進行することがあります。これを正常眼圧緑内障と呼んでいます。

3.先天緑内障
生まれつき隅角が未発達であることから起こる緑内障です。

4.続発緑内障
外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によって起こる緑内障です。

緑内障外来費用概算

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