自覚症状

ゆがんで見える

物がゆがんで見えるのは、網膜に異常がある可能性があります。

加齢黄斑変性
網膜の中心である黄斑部分が、加齢とともにダメージを受けて変化し、ものがゆがんで見えたり、視力が低下する症状が出ます。
黄斑上膜
黄斑部に異常な膜が生じて、物がゆがんで見えたり、視力が低下する症状が出ます。手術以外では治りません。

黒い物が見える

飛蚊症
視界にごみや虫のようなものが飛んでいるように見えます。正常な加齢現象の場合もありますが、急に飛んでいるものが増えた場合には、網膜剥離等の可能性もありますので、眼底検査が必要です。

涙が止まらない

鼻涙管閉塞
涙は、涙腺で作られ、目の表面を流れた後、鼻へ流れていきます。途中の鼻涙管という部分がつまっていると、涙が止まらなかったり、目やにがたまりやすくなります。閉塞部分を広げるチューブ挿入術か、涙嚢と鼻の間にバイパスを作る手術が必要です。

見える範囲が狭く感じる

緑内障
視神経が圧迫されることで、視神経の障害が生じて、視野(見える範囲)が欠けていきます。重症化すると失明する可能性があります。

まぶしくて見にくい かすんで見える

白内障
水晶体(カメラのレンズの役目をする部分)が濁る病気です。50歳代で40%、60歳代で65%に白内障が認められます。手術以外では治りません。

急に見えなくなった

網膜剥離
視野にカーテンがかかったように見えなくなります。早めに受診してください。手術が必要です。
硝子体出血
網膜の異常により、硝子体に血が流れ出した状態です。出血の量により、手術が必要です。